リーマンナンパgossip girl

都内でナンパしてるアラサーリーマンのブログ

Third Game~狂わせるガール~

Gossip Girl here, your one and only source into the sexual lives of Tokyo's worker. 

 

 

年が明けてもう半月経った。

姫初めはとっくに終わっている予定だったが、気が付けばこんなに経っていた。

 

凄腕ともなると秘め始めながら年を越すらしいが、それは今年の年末の私に期待しよう。

 

 

 

2度目の地蔵を脱し、その日も街に出ていた。

 

最近できた新たな相棒Dとともに横丁を散策。

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30代後半をうっかり捕まえてしまい、

あげく全おごりをしてしまうという事案に見舞われた。

 

結果的にこの日彼女たちを連れ出せなかったことは幸いだったと後にわかる。

 

Dは年も近く、仕事も同じ営業職のため話が合う。

彼が前衛なら私は後衛。

 

彼が突撃し私が援護射撃をするときもあれば、

私がすっと忍び寄りオープンしたところを、彼が手りゅう弾でさらに大きな穴をあける。(私は爆発力はない)

そんな関係だ。

 

 

何人かと組んだことがあるが、彼とは金銭感覚や押し引きのタイミングも似ているためスムーズに事が運ぶことが多い。

 

 

そして、何より組んでいてストレスを感じることが少ない。

 

非常に素直な性格をしているのである。

(たまに重戦車に突撃していくこともあり、その時はさすがにHOLD YOUR FIREしてもらう)

 

30代たちを放流して、いつもの町へタクシーで向かう。

 

 

「今日は絶対丘にはいかない」

 

そんなこと言ってた気がするんだけれど、結局はこうなるのよね。

 

クラブ回ったりしてうだうだしていた。

 

そして、始発まであと少しというところで彼女たちを発見した。

 

二人ともカワイイ。

Dと声をかける。

 

いつものごとく彼が突撃し、私が援護射撃を入れた。

 

一人は身長も高く、髪もショート。

水原希子っぽいので狂わせガールとしておく。

 

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もう一人は目がとろんとしたゆるふわガール。

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※写真はイメージです

 

私は彼女のほうがタイプだったが、

流れ的に担当は狂わせガールだった。

 

「おいっす何してんの~」

Dが軽快に声をかける。

 

「いいですー」

「大丈夫ですー」

「飲み屋探しているんですー」

「じゃあ俺らといこう」

 

実際はもうちょっといろいろとグダったが、

まあ要約すればこんな感じ。

 

海のにおいが立ち込めるお店に行く。

我々以外にも多くの連中がそこで飲んでいた。

世界は二人づれの女の子で充ちていた

ノルウェイの森(上)』著:村上春樹

 

東京はいい街だ。

こんな時間にここまで盛り上がっているのはいかに日本広しといえどこの町だけだろう。

 

我々は席に着き各々の担当と話を始めた。

Dはトークでも勢いのあるトークをする。

 

私はノリの良さよりもシュールな笑いやじっくりと相手を知ることを好む。

隣のテーブルがどっかんどっかん笑っていても、こちらは静かに話をすることの方が多い。

 

それゆえマッチアップはかなり重要だ。

 

ジェットコースターが好きな子にとっては私は退屈だろうし、

観覧車が好きな子からすれば彼は少し疲れてしまうだろう。

 

私はそこまでノリで押し切れるタイプではないが、ゆっくりとあれやこれやと話したい人にとっては魅力に感じてもらえるタイプらしい。

 

そういう意味でこの日のマッチアップは適切だった。

その日も、そして今日振り返っても正しかったと言える。

 

 

Dが話した子はジェットコースターが好きだったし、

狂わせガールはじっくりと話すことが好きだった。

(少なくとも私はそう感じた)

 

 

彼女の恋愛遍歴を聞いていく。

好きだった彼氏がいたこと、あまり長続きをしないこと、彼を追っていったこと。

 

一部を切り取ればありふれた話かもしれないが、誰もがみんな物語をもっている。

みんなが箱に入れたそれを紐解いていくことが好きだ。

 

私は彼女のことを気に入った。

 

始発の時間が近づいてきた。

恐らくもうそろそろ店を出る時間だ。

 

「明日はオフなんだよね。」

 

「いいたいことわかる?」と言っているように聞こえた。

 

「じゃあこの後もう一軒付き合ってよ。」

「うん。いいよ。」

 

店を出る。

「D、君は彼女を送ってってくれ。俺は彼女を送っていくよ。」

 

 

 

タクシーに乗り込みいつもの町に向かった。

 

車中ミンティアを渡される。

アルコールのにおいがする奴とはキスしたくないよね。

 

確信に変わった。

 

「もう飲めないよ」

「じゃあ疲れたし休もう」

 

これは茶番だよ。

それでも大事な茶番さ。

 

 

彼女は美しかった。

私は彼女の様々な部分を愛撫し、口づけた。

 

その反応一つ一つが自分を高めた。

 

普段なら下をなめたりすることはないんだけれど、あまりに反応が良いためついつい自分も夢中になってしまった。

 

素晴らしい時間だった。

 

 

 

「また会おうよ。

 

今回は私が言うことになった。

 

「またどこかであったらね。」

 

そいういって彼女は駅に吸い込まれていった。

 

 

行き場のない気持ちだけが改札に残った。

 

 

 

欲しいものっていうのは簡単には手に入らないね。

だから、「そんなものいっぱい持ってるから欲しくない」って涼しい顔をしながら、

ゲームを続けていくしかないよね。

XOXO