リーマンナンパgossip girl

都内でナンパしてるアラサーリーマンのブログ

Intoroduction ~はじまりの物語~

And who am I?
That's one secret I'll never tell.
You know you love me…
XOXO,


――Gossip Girl.

 

 

「モテたい」

 

きっと青春が始まった頃から誰しもがそう思っていたはずだ。

いや、こう思い始めてからが青春なのかもしれない。

 

自分もその例にもれずモテたいという思いを抱きながら大人になった。

 

社会人になるまでに何人かの女性と一緒に寝たことはあった。

しかし、モテているというのとは違ったように思う。

 

彼女たちの気まぐれみたいなもので、

その気になったときにたまたまその時近くにいたのが自分だったのだと思う。

 

気持ちは童貞の頃から変わらない非モテのままだった。

 

 

 

 

――社会人になってから数年たった2017年

初任地である大阪から東京へ戻ってきた。

 

昔のように学生時代の友達と酒を飲む日々。

 

その中でも知人のAと飲みに行くことが多かった。

 

だが、昔と違うのは、彼が学生時代とは異なり、

簡単に女を抱けるようになっていたことだった。

 

 

学生時代は彼女以外の女とは絶対にセックスしないような男。

 

と、いうより大学で初めてできた彼女以外女を知らなかった。

彼女がいなかった時、一緒に行った海外旅行でさえ、グループで唯一デリヘルを召還しなかったような男だ。

(その代わり普通のマッサージには行っていた。おっさんだったようだが。)

 

それが今や某チェーンのパブで、声をかければほぼ確実に女とともに帰宅するようなやつになっていたのだ。

 

そして私はおいていかれる。

 

彼のことがうらやましくてしょうがなかった。

おこぼれを拾いに行こうとしている自分が情けなかった。

 

 

 

転機は花見の季節に訪れた。

 

「花見ナンパをしよう」

 

彼からの誘い。

 

断る理由はない。

 

桜で有名な川沿いをストロングの缶片手に練り歩く。

 

時間が遅かったためか、ほとんどが帰ろうとしていた。

 

我々もあきらめて移動をした。

 

目的地の駅についたとき彼の携帯が鳴った。

 

相手は以前我々がパブでナンパした子だった。

どうやら先ほどの場所にいたらしい。

 

踵を返して電車へ飛び乗る。

 

彼女がいた。もうひとりははじめましての子だった。

 

酒宴が始まる。

 

楽しい時間。そして、徐々に我々は近づいていった。

 

「絶対勝てよ。俺はこいつと帰る。」

 

そういって彼は連絡してきた子と終電で帰っていった。

 

残される我々。そしてそのままタクシーで泊まれる場所まで行った。

 

 

 

出会った当日にセックスをする。

こんなことってあるのか。

 

これがいわゆる初めての“即”だった。

 

それからいろいろなことがあった。

 

アプリで会った子、飲み会で会った子、さらには海外でも即を経験した。

戻ってきてから数か月で人生のトータル人数を更新できた。

 

少しはましになってきた実感があった。

 

でも、越えられない壁があった。

 

ツイッターで見かけるナンパ師たち。

いとも簡単に女の子をかっさらう。

 

彼らはストリートで声をかけている。

 

「彼らのようになれたらいいな」

 

そんな思いをずっと抱きながら悶々とした日々を過ごしていた。

 

 毎日ブログをあさり、いろいろな人を見て回った。

ツイッターをチェックし、フォロワーを根こそぎ見て回った。

メルマガを購読した。

 

そんな日々を続けて数か月たった10月

 

意を決して初めてストリートに立つことに決めた。

 

ここからが物語のスタートだ。

 

丁度風のない海のように退屈な日々だった。

そんな日々に終止符を打つような女の子を求めて。

 

さて、長くなったが初めての投稿は伝説のナンパ師の言葉で締めようか。

 

「さあ、ゲームのはじまりだ」

 

 

XOXO